桃李談話室
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桃李6月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2019/06/19(Wed) 10:44 No.2188   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T 鵜飼
兼題U 梅雨
兼題V 単衣

6月19日(水) 投句開始
6月26日(水) 投句締切 翌日選句開始
7月03日(水) 選句締切り →7月04日(木)に延期します 
7月04日(木) 披講 → 7月05日(金)に延期します

投句/選句するには、左の「投句選句用紙」のリンクか
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選句をお願いします 丹仙 - 2019/06/28(Fri) 11:34 No.2189   HomePage

投句一覧

投句者:素蘭、素人、楽千、英治、しゐ、秋童子、白馬、鈴居、春愁、実生、松風子、明子、翔河川、丹仙

[1]:上げし鵜に鮎を一匹鵜飼果つ
あげしうにあゆをいっびきうかいはつ(鵜飼・鵜飼)

[2]:アルバムの祖母の小粋な単衣かな
あるばむのそぼのこいきなひとえかな(単衣・単衣)

[3]:鵜飼果て闇は波音ばかりなる
うかいはてやみはなみおとばかりなる(鵜飼・鵜飼果て)

[4]:鵜飼船船頭の意のままならず
うかいぶねせんどうのいのままならず(鵜飼・)

[5]:鵜飼舟跳ねる飛沫に舞う拍手
うかいぶねはねるしぶきにまうはくしゅ(鵜飼・鵜養)

[6]:鵜飼舟水の命のまた哀れ
うかいぶねみずのいのちのまたあわれ(鵜飼・)

[7]:鵜飼待つ間にも上司にまづ一献
うかいまつまにもじょうしにまずいっこん(鵜飼・)

[8]:鵜を放つしっかりおやりあとはただ
うをはなつしっかりおやりあとはただ(鵜飼・鵜)

[9]:押し黙る児の涙拭く単衣袖
おしだまるこのなみだふくひとえそで(単衣・単衣)

[10]:お点前の単衣の肩の細みかな
おてまえのひとえのかたのほそみかな(単衣・)

[11]:篝火の爆ぜて鵜飼の始まりぬ
かがりびのはぜてうかいのはじまりぬ(鵜飼・鵜飼)

[12]:肩越しに単衣の袖のシトラス香
かたごしにひとえのそでのしとらすか(単衣・単衣)

[13]:歌舞伎座の前に単衣の一人かな
かぶきざのまえにひとえのひとりかな(単衣・単衣)

[14]:貨物船曳航されて梅雨の朝
かもつせんえいこうされてつゆのあさ(梅雨・)

[15]:軽き身をなほ軽くして単衣かな
かるきみをなおかるくしてひとえかな(単衣・)

[16]:くくられて俳誌捨てられ梅雨晴間
くくられてはいしすてられつゆはれま(梅雨・)

[17]:雲行きのせはしなきこと梅雨晴間
くもゆきのせわしなきことつゆはれま(梅雨・梅雨晴間)

[18]:高齢は鵜飼のたぐる鵜のごとく
こうれいはうかいのたぐるうのごとく(鵜飼・[老夫婦])

[19]:仁術と算術の齟齬梅雨の雷
じんじゅつとさんじゅつのそごつゆのらい(梅雨・梅雨の雷)

[20]:人生を軽るめに生きて単衣かな
じんせいをかるめにいきてひとえかな(単衣・)

[21]:千年の重み烏帽子に鵜の篝
せんねんのおもみえぼしにうのかがり(鵜飼・鵜の篝)

[22]:早暁の静寂にもやう鵜飼舟
そうぎょうのしじまにもやううかいぶね(鵜飼・)

[23]:高瀬川単衣姿の胸豊か
たかせがわひとえすがたのむねゆたか(単衣・)

[24]:梅雨あけて未練がましき日癖雨
つゆあけてみれんがましきひぐせあめ(梅雨・梅雨明けて)

[25]:梅雨入りて地揺るがす神何起こす
つゆいりてちゆるがすかみなにおこす(梅雨・[新潟地震])

[26]:梅雨曇り合羽橋入れるか入れざるか
つゆぐもりかっぱいれるかいれざるか(梅雨・梅雨曇り)

[27]:梅雨さむし殉教の碑の切支丹
つゆさむしじゅんきょうのひのキリシタン(梅雨・)

[28]:梅雨なれば蓑笠纏ふ六地蔵
つゆなればみのかさまとうろくじぞう(梅雨・梅雨)

[29]:梅雨の地震列島強靭化予算付けよ
つゆのないれっとうきょうじんかよさんつけよ(梅雨・)

[30]:梅雨晴れ間バケツ叩いて牛を呼ぶ
つゆはれまばけつたたいてうしをよぶ(梅雨・)

[31]:信長に似たる鵜匠の捌きかな
のぶながににたるうしょうのさばきかな(鵜飼・)

[32]:はっとする路地に花咲く単衣かな
はっとするろじにはなさくひとえかな(単衣・紫陽花[鎌倉観光客])

[33]:原つぱに児らの弾けて梅雨晴れ間
はらっぱにこらのはじけてつゆはれま(梅雨・梅雨晴間)

[34]:緋色なる裏を剥ぎたるひとへもの
ひいろなるうらをはぎたるひとえもの(単衣・ひとへもの)

[35]:単衣帯をんなが惚れる女形
ひとえおびおんながほれるおんながた(単衣・単衣帯)

[36]:単衣着て風通り行く森の午後
ひとえきてかぜとおりゆくもりのごご(単衣・)

[37]:笛吹けど踊らぬ老の単衣かな
ふえふけどおどらぬおいのひとえかな(単衣・単衣)

[38]:降りたくもなさそうに雨梅雨に入る
ふりたくもなさそうにあめつゆにいる(梅雨・梅雨)

[39]:見るほどに身につまされし鵜飼かな
みるほどにみにつまされしうかいかな(鵜飼・鵜飼)

[40]:夕風が単衣をまとふ身に優し
ゆうかぜがひとえをまとうみにやさし(単衣・単衣)

[41]:老婆心ながらさながら鵜舟かな
ろうばしんながらさながらうぶねかな(鵜飼・鵜舟)

[42]:テレビてふ悲しき玩具梅雨に倦む
テレビてうかなしきがんぐつゆにうむ(梅雨・梅雨に倦む)



選句一覧 丹仙 - 2019/07/05(Fri) 09:03 No.2190   HomePage

白馬

天の句:[39]見るほどに身につまされし鵜飼かな 鵜の悲しみは我が悲しみ

地の句:[27]梅雨さむし殉教の碑の切支丹 隠れキリシタンの墓標に雨が---。

人の句:[10]お点前の単衣の肩の細みかな 細きが故の優雅さ。


素人

天の句:[16]くくられて俳誌捨てられ梅雨晴間 侘しさが漂います。

地の句:[27日]梅雨さむし殉教の碑の切支丹 受難が偲ばれます。

人の句:[14]貨物船曳航されて梅雨の朝 荷揚げが待っています。


英治

天の句:[20]人生を軽るめに生きて単衣かな そんな気がする。

地の句:[6]鵜飼舟水の命のまた哀れ 哲学的。

人の句:[41]老婆心ながらさながら鵜舟かな 面白い。


素蘭

天の句:[11]篝火の爆ぜて鵜飼の始まりぬ 殺生ながら馨しく

地の句:[16]くくられて俳誌捨てられ梅雨晴間 断捨離日和かも

人の句:[42]テレビてふ悲しき玩具梅雨に倦む おもしろうて…


楽千

天の句:[11]篝火の爆ぜて鵜飼の始まりぬ 臨場感たっぷり。

地の句:[33]原つぱに児らの弾けて梅雨晴れ間 待ちかねていた命の喜び。

人の句:[1]上げし鵜に鮎を一匹鵜飼果つ やがて哀しい。


実生

天の句:[36]単衣着て風通り行く森の午後 どうしたのと、聞きたくなる句む。おせっかいには気になるなぁ。

地の句:[30]梅雨晴れ間バケツ叩いて牛を呼ぶ 早くバケツ叩いてよと、牛の顔が見える放牧地。なつかしい。

人の句:[22]早暁の静寂にもやう鵜飼舟 池波正太郎を思い出してしまった。講談師のさわりみたいな光景が浮かぶ。


松風子

天の句:[11]篝火の爆ぜて鵜飼の始まりぬ 鵜飼の始まる高揚感が出ています

地の句:[30]梅雨晴れ間バケツ叩いて牛を呼ぶ 「バケツたたいて」という表現がいかにも梅雨晴間を感じさせます

人の句:[15]軽き身をなほ軽くして単衣かな 風さえ感じる、清涼感のある句


春愁

天の句:[22]早暁の静寂にもやう鵜飼舟 ひと仕事終えて静かに舫う舟の景、いい句

地の句:[33]原つぱに児らの弾けて梅雨晴れ間 やはり児らの弾け・・・がいい

人の句:[31]信長に似たる鵜匠の捌きかな 一寸、強引な捌きが気になるが・・・面白い


しゐ

天の句:[42]テレビてふ悲しき玩具梅雨に倦む 薄暗い雨の1日があまりにゆっくりと過ぎていくので、時間も自分もつい持て余してしまう。そんな日のテレビはありがたくもあり、かなしくもある。

地の句:[27]梅雨さむし殉教の碑の切支丹 記された信仰と迫害の歴史。どちらも人間の歴史。そのどちらにも同じように雨が降る。

人の句:[3]鵜飼果て闇は波音ばかりなる 波音は、難を逃れた魚たちのささやきか……。


翔河川

天の句:[15]軽き身をなほ軽くして単衣かな いさぎよい

地の句:[28]梅雨なれば蓑笠纏ふ六地蔵 六つの蓑笠

人の句:[30]梅雨晴れ間バケツ叩いて牛を呼ぶ 広い大地


鈴居

天の句:[14]貨物船曳航されて梅雨の朝 貨物船の重さと梅雨の重苦しさが重なる。

地の句:[20]人生を軽るめに生きて単衣かな その生き方に憧れちゃう。

人の句:[11]篝火の爆ぜて鵜飼の始まりぬ 篝火のはぜる音、暗闇が伝わる。


秋童子

天の句:[21]千年の重み烏帽子に鵜の篝 烏帽子に焦点を合わせ。いいですね。

地の句:[10]お点前の単衣の肩の細みかな 「肩の細み」から、凛としたお茶席の雰囲気を想像しました。

人の句:[9]押し黙る児の涙拭く単衣袖 この児に何があったのでしょうか。


明子

天の句:[30]梅雨晴れ間バケツ叩いて牛を呼ぶ 情景がよく見えます。とても気持の良い句ですね。

地の句:[35]単衣帯をんなが惚れる女形 玉三郎様!

人の句:[22]早暁の静寂にもやう鵜飼舟 今は休息の時。


丹仙

天の句:[20]人生を軽るめに生きて単衣かな 俳句人生の究極は「軽み」、単衣の題詠にピタリと符合しました。

地の句:[6]鵜飼舟水の命のまた哀れ 「水の命」という言葉に惹かれました。鵜飼が水を命とする如く、水も鵜飼を命とします。

人の句:[11]篝火の爆ぜて鵜飼の始まりぬ 叙景に徹したところに臨場感がありますね。



桃李5月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2019/05/19(Sun) 16:11 No.2185   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T 麦
兼題U 繭
兼題V 祭

5月19日(日) 投句開始
5月26日(日) 投句締切 翌日選句開始
6月 2日(日) 選句締切り  
6月 3日(月) 披講  

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選句をお願いします 丹仙 - 2019/05/27(Mon) 22:10 No.2186   HomePage

投句者:英治、秋童子、春愁、しゐ、素蘭、楽千、松風子、素人、明子、実生、鈴居、翔河川、丹仙

[1]:朝触れの太鼓子が打つ陰祭
あさぶれのたいここがうつかげまつり(祭・祭)

[2]:生きづらく繭に成たしこの世かな
いきづらくまゆになりたしこのよかな(繭・5月病)

[3]:大雨の祭りのごとく水が跳ね
おおあめのまつりのごとくみずがはね(祭・祭)

[4]:かにかくに古式美美しき祭かな
かにかくにこしきびびしきまつりかな」(祭・祭)

[5]:金の鳥ビルの谷行く祭りの日
きんのとりびるのたにゆくまつりのひ(祭・)

[6]:銀幕のスター伝説麦は穂に
ぎんまくのスターでんせつむぎはほに(麦・麦は穂に)

[7]:境内に笛の音響き日が沈む
けいだいにふえのねひびきひがしずむ(笛の音)

[8]:今生の最後の稔り麦の秋
こんじょうのさいごのみのりむぎのあき(麦・麦の秋)

[9]:座布団に真田の家紋祭り笛
ざぶとんにさなだのかもんまつりぶえ(祭・祭り笛)

[10]:上皇后見つめる先の繭の白
じょうこうごうみつめるさきのまゆのしろ(繭・繭)

[11]:石灰石運ぶ無蓋車麦の秋
せっかいせきはこぶむがいしゃむぎのあき(麦・麦の秋)

[12]:糟糠の妻の手際や蚕の上蔟
そうこうのつまのてぎわやこのあがり(繭・蚕の上蔟)

[13]:たたら踏むリズム揃ひし祭足袋
たたらふむりずむそろいしまつりたび(祭・祭足袋)

[14]:天地人全てが祭る聖五月
てんちじんすべてがまつるせいごがつ(祭・聖五月)

[15]:天と地を2色に分けて麦の秋
てんとちをにしょくにわけてむぎのあき(麦・麦の秋)

[16]:長崎の遺跡を廻る麦の秋
ながさきのいせきをめぐるむぎのあき(麦・麦の秋)

[17]:練り歩くソイヤの声と祭り笛
ねりあるくそいやのこえとまつりぶえ(祭・祭り笛)

[18]:端棒の肩にめり込む神輿かな
はなぼうのかたにめりこむみこしかな(祭・神輿)

[19]:麦秋や国境にある歩哨小屋
ばくしゅうやこっきょうにあるほしょうごや(麦・麦秋)

[20]:麦秋やセピヤの母に片笑窪
ばくしゅうやせぴやのははにかたえくぼ(麦・)

[21]:光放てり検査所に繭積まれ
ひかりはなてりけんさじょにまゆつまれ(繭・繭)

[22]:一粒の麦より饂飩夏懺悔
ひとつぶのむぎよりうどんなつざんげ(麦・夏)

[23]:火と花と白樺と踊り夏至祭
ひとはなとしらかばとおどりげしまつり(祭・夏至祭)

[24]:独り居をよしと言ふべし繭の部屋
ひとりいをよしというべしまゆのへや(繭・繭)

[25]:富国への浪漫ふつふつ繭滾る
ふこくへのロマンふつふつまゆたぎる(繭・繭滾る)

[26]:ほの白き外界のあり繭のなか
ほのしろきがいかいのありまゆのなか(繭・)

[27]:町老いて祭太鼓を打つひとり
まちおいてまつりだいこをうつひとり(祭・)

[28]:祭笛遠く聞こえて微熱かな
まつりぶえとおくきこえてびねつかな(祭・)

[29]:繭玉や詩の幼虫の深眠り
まゆだまやしのようちゅうのふかねむり(繭・)

[30]:繭となりしんと静まるかいこべや
まゆとなりしんとしずまるかいこべや(繭・繭)

[31]:繭の糸繰れば聖なる胎の實や
まゆのいとくればせいなるたいのみや(繭・)

[32]:まゆふつた なにかうごいた こわかつた
まゆふったなにかうごいたこわかった(繭・まゆ)

[33]:見習ひの清きまなざし繭を蒸す
みならいのきよきまなざしまゆをむす(繭・)

[34]:麦茶割頼む季節となりました
むぎちゃわりたのむきせつとなりました(麦・麦茶)

[35]:麦の字焼酎にありにけり
むぎのじしょうちゅうにありにけり(麦・麦)

[36]:麦ゆれて死は重きもの軽いもの
むぎゆれてしはおもきものかるいもの(麦・)

[37]:むせやすき喉持つ齢麦香煎
むせやすきのどもつよわいむぎこうせん(麦・麦香煎)

[38]:山繭や田舎にひとり暮らす母
やままゆやいなかにひとりくらすはは(繭・山繭)

[39]:ゆく声の太宰を語る麦畑
ゆくこえのだざいをかたるむぎばたけ(麦・)



選句一覧 丹仙 - 2019/06/04(Tue) 08:02 No.2187   HomePage

しゐ

天の句:[31]繭の糸繰れば聖なる胎の實や そのひそかな息づかいに、思わず手を合わせて祈りたいような気持ちになる。

地の句:[19]麦秋や国境にある歩哨小屋 いつかどこかでこんな絵を見たように思う。佐藤忠良のスケッチだったろうか……。

人の句:[32]まゆふつた なにかうごいた こわかつた 何気なく手にしたものから伝わる思いがけない気配に、とっさにそれを放り出してしまうような、正直で罪のない恐怖。


実生

天の句:[20]麦秋やセピヤの母に片笑窪 思わず見てしまった母の遺影。片えくぼはなかったけど。

地の句:[28]祭笛遠く聞こえて微熱かな 微熱出して、伏せている時にしか聞こえない祭ばやし。羨ましかった。とっても。

人の句:[38]山繭や田舎にひとり暮らす母 山繭、緑色かな。山繭見つけたよ。と書かれたハガキが届いて。


秋童子

天の句:[13]たたら踏むリズム揃ひし祭足袋 見事な足さばき。いつもの担ぎ手たちが揃ったのでしょう。

地の句:[27]町老いて祭太鼓を打つひとり ひとり、この町も祭も、絶やしてなるものかと。

人の句:[37]むせやすき喉持つ齢麦香煎 ご同輩。身につまされて1票。


英治

天の句:[9]座布団に真田の家紋祭り笛 情景が浮かぶ。

地の句:[8]今生の最後の稔り麦の秋 余命を告知された身か。

人の句:[36]麦ゆれて死は重きもの軽いもの 考えさせられる。


翔河川

天の句:[38]山繭や田舎にひとり暮らす母 母の手のような

地の句:[15]天と地を2色に分けて麦の秋 青と黄に

人の句:[13]たたら踏むリズム揃ひし祭足袋 きれいな渡御は


素人

天の句:[39]ゆく声の太宰を語る麦畑 意外性が思わぬ一句を生み出しました。

地の句:[30]繭となりしんと静まるかいこべや かさこそと桑食む音がふと気づくと途絶えているのです。

人の句:[20]麦秋やセピヤの母に片笑窪 色褪せた写真と麦秋。


鈴居

天の句:[15]天と地を2色に分けて麦の秋 くっきりとした映像が潔い。

地の句:[24]独り居をよしと言ふべし繭の部屋 ひきこもり?

人の句:[13]たたら踏むリズム揃ひし祭足袋 勇ましそう。


素蘭

天の句:[24]独り居をよしと言ふべし繭の部屋  白猫眠る日盛の家

地の句:[1]朝触れの太鼓子が打つ陰祭 本祭が楽しみですね。

人の句:[6]銀幕のスター伝説麦は穂に ほぼ伝説で知る伝説の銀幕スターながら未だイメージは鮮烈


明子

天の句:[29]繭玉や詩の幼虫の深眠り 地の句:[19]麦秋や国境にある歩哨小屋 人の句:[9]座布団に真田の家紋祭り笛
松風子

天の句:[9]座布団に真田の家紋祭り笛 時代を引きついでゆく伝統ある祭りの様子が見えて来ます

地の句:[18]端棒の肩にめり込む神輿かな 神輿の躍動感が出ています

人の句:[38]山繭や田舎にひとり暮らす母 山繭と母の姿が照応しています


春愁

天の句:[27]町老いて祭太鼓を打つひとり 昭和の団地も世代交代

地の句:[13]たたら踏むリズム揃ひし祭足袋 勢い余って

人の句:[20]麦秋やセピヤの母に片笑窪 妣の遺影は何時までも変わらず


丹仙

天の句:[36]麦ゆれて死は重きもの軽いもの 「重きもの」から転調した「軽いもの」のもつ自然さに惹かれました。

地の句:[5]金の鳥ビルの谷行く祭りの日 古代と近代が雑居、現代日本の映像が如実に浮かびます。

人の句:[20]麦秋やセピヤの母に片笑窪 セピアの母の微笑みは在りし日のまま、過去が今に蘇る小津安二郎の映画のようですね。



桃李4月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2019/04/16(Tue) 15:46 No.2182   HomePage
兼題または当季雑詠

兼題T 残花
兼題U 令和
兼題V 復活祭(不言題)

4月15日(月) 投句開始
4月22日(月) 投句締切 翌日選句開始
4月29日(月) 選句締切り  
4月30日(火) 披講 

投句/選句するには、左の「投句選句用紙」のリンクか
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選句をお願いします 丹仙 - 2019/04/23(Tue) 10:38 No.2183   HomePage

投句者:白馬、素蘭、しゐ、鈴居、松風子、楽千、実生、素人、翔河川、英治、秋童子、春愁、明子、丹仙

[1]:あおによし大和まほろば残り花
あおによしやまとまほろばのこりばな(残花・)

[2]:吾子救ふ藤の花房獄の窓
あこすくふふじのはなぶさごくのまど(復活祭(不言題)・藤の花)

[3]:イースター香り香るやイースター
いーすたーかおりかおるやいーすたー(復活祭(不言題)・イースター)

[4]:生き延びて令和の御代や万愚節
いきのびてれいわのみよやばんぐせつ(令和・万愚節)

[5]:愛おしく繰り返される残花かな
いとおしくくりかえされるざんかかな(残花・桜)

[6]:色たまご子どものころの宝物
いろたまごこどものころのたからもの(復活祭(不言題)・色たまご)

[7]:炎上の果ての聖堂風光る
えんじようのはてのせいどうかぜひかる(復活祭(不言題)・風光る)

[8]:灰燼に連なり祈るパリの春
かいじんにつらなりいのるぱりのはる(復活祭(不言題)・)

[9]:盟珊瑚大切海麗
かみかけてさんごたいせつうみうらら(復活祭(不言題)・海麗)

[10]:キーン氏の不在しみじみ残花揺る
きーんしのふざいしみじみざんかゆる(残花・残花)

[11]:原罪は原罪のまま花降れり
げんざいはげんざいのままはなふれり(復活祭(不言題)・花降る)

[12]:自動ドア残花ひとひら迷い込み
じどうどあざんかひとひらまよいこみ(残花・)

[13]:水源の山に出会ヘる残花かな
すいげんのやまにであえるざんかかな(残花・残花)

[14]:聖堂を失ひしパリの聖週間
せいどうをうしないしぱりのせいしゅうかん(復活祭(不言題)・聖週間)

[15]:外堀を埋め内堀を埋め残花
そとぼりをうめうちぼりをうめざんか(残花・残花)

[16]:散る桜令しき和を祈りけり
ちるさくらうるはしきわをいのりけり(令和・散る桜)

[17]:告げること告げて残花の道に入る
つげることつげてざんかのみちにいる(残花・)

[18]:積み上げし味読のほんや舞う残花
つみあげしみどくのほんやまうざんか(残花・)

[19]:ノートルダム復興祈る復活祭
のーとるだむふっこういのるふっかつさい(復活祭(不言題)・復活祭)

[20]:残る花沈みそこねた月の色
のこるはなしずみそこねたつきのいろ(残花・残る花)

[21]:残る花遠くへ行く子の笑顔かな
のこるはなとおくへゆくこのえがおかな(残花・)

[22]:葉隠れの密かな宴残花かな
はがくれのひそかなうたげざんかかな(残花・残花)

[23]:花の果て令和は隣世は移る
はなのはてれいわはとなりよはうつる(令和・)

[24]:春寒しまたも忖度令和へと
はるさむしまたもそんたくれいわへと(令和・令和)

[25]:春の色卵に絵筆走らせて
はるのいろたまごにえふではしらせて(復活祭(不言題)・春の色)

[26]:春の泥洗足式の夜を待つ
はるのどろせんそくしきのよるをまつ(復活祭(不言題)・春泥)

[27]:バス停のベンチにひとつ残り花
ばすていのべんちにひとつのこりばな(残花・)

[28]:飛花残花あの丸帽よ角帽よ
ひかざんかあのまるぼうよかくぼうよ(残花・飛花残花)

[29]:ふたたびの別れなき道残花して
ふたたびのわかれなきみちざんかして(残花・残花)

[30]:復活を素直に想う人の群れ
ふっかつをすなおにおもうひとのむれ(復活祭(不言題)・)

[31]:平穏な令和であれと風薫る
へいおんなれいわであれとかぜかおる(令和・風薫る)

[32]:平成の皿に令和のカレー盛る
へいせいのさらにれいわのかれーもる(令和・)

[33]:未練とも健気ともみゆ残花かな
みれんともけなげともみゆざんかかな(残花・ざんか)

[34]:メーデーの歌円なる令和かな
めーでーのうたまどかなるれいわかな(令和・メーデー)

[35]:役場着て残花をくぐり車停む
やくばきてざんかをくぐりくるまとむ(残花・残花)

[36]:令の字に馴染めぬ令和春愁
れいのじになじめぬれいわはるうれい(令和・春愁)

[37]:令和来てライダースーツでいざ行かん
れいわきてらいだーすーつでいざゆかん(令和・令和)

[38]:令和てふ元号気淑し風五月
れいわてふげんごうきよしかぜごがつ(令和・風五月)

[39]:令和とや新生日本芽吹くかな
れいわとやしんせいにほんめぶくかな(令和・芽吹く)

[40]:令和見ず桜満開知友去る
れいわみずさくらまんかいちゆうさる(令和・桜[悔い])

[41]:イースター残虐なりテロありて
イースターざんぎくなりテロありて(復活祭(不言題)・)

[42]:マーブル色に卵も指もリラ日和
マーブルいろにたまごもゆびもリラびより(復活祭(不言題)・リラ日和)



選句一覧 丹仙 - 2019/05/01(Wed) 08:23 No.2184   HomePage

楽千

天の句:[20]残る花沈みそこねた月の色 美しくも哀しくも。

地の句:[25]春の色卵に絵筆走らせて この卵、何色になる?

人の句:[32]平成の皿に令和のカレー盛る 日常は日常のまま時代は代わる。


しゐ

天の句:[21]残る花遠くへ行く子の笑顔かな 追いかけて、もう一度抱いてやりたい衝動は抑えて……。

地の句:[22]葉隠れの密かな宴残花かな 人々の去った夕暮れの桜の梢……あの葉陰では花たちの宴が繰り広げられていたのですね!

人の句:[26]春の泥洗足式の夜を待つ 内なるものを、春の泥に例えたところに作者の真摯な姿を感じました。


英治

天の句:[29]ふたたびの別れなき道残花して しみじみとする句。

地の句:[15]外堀を埋め内堀を埋め残花 いよいよの感じ。

人の句:[25]春の色卵に絵筆走らせて 復活祭らしい。


実生

天の句:[12]自動ドア残花ひとひら迷い込み 桜、桃、山吹ですか。自動ドアで見つけるなんて。一人であけたのかな、それとも二人で。二人で見つけたら、微笑んだかな。

地の句:[27]バス停のベンチにひとつ残り花 この句も見つけるだけで素晴らしい。こんな句つくりたいな。

人の句:[36]令の字に馴染めぬ令和春愁 本当に馴染めない。


素蘭

天の句:[2]吾子救ふ藤の花房獄の窓 藤の花房が呼び起こす追想の念
子規の連作短歌もオーバーラップして…

地の句:[11]原罪は原罪のまま花降れり 仏教でいうところの涅槃のような

人の句:[37]令和来てライダースーツでいざ行かん 昔取った杵柄、とはいえ過信は×


松風子

天の句:[28]飛花残花あの丸帽よ角帽よ 青春の一コマが思い出されて、懐かしくも甘酢っtぱい感慨がわき起こる

地の句:[12]自動ドア残花ひとひら迷い込み ドアに紛れ込む残花ひとひらが目に見えます

人の句:[15]外堀を埋め内堀を埋め残花 何かしら寓意が感じられ句


白馬

天の句:[11]原罪は原罪のまま花降れり 我が身を振り返ってみると、原罪の意識が---。

地の句:[7]炎上の果ての聖堂風光る 無残な状態の中にも平穏な未来がある事を祈って。

人の句:[32]平成の皿に令和のカレー盛る 御代代わりを端的に詠みましたね。


春愁

天の句:[40]令和見ず桜満開知友去る 人の世の世代交代・・・

地の句:[33]未練とも健気ともみゆ残花かな 咲き急ぐ散り急ぐ花・・・

人の句:[25]春の色卵に絵筆走らせて 赤青黄色に染められて


翔河川

天の句:[20]残る花沈みそこねた月の色 花が沈むのか月が沈むのか

地の句:[21]残る花遠くへ行く子の笑顔かな 作り笑いなのか

人の句:[32]平成の皿に令和のカレー盛る 30年ぶり

30年ぶり


秋童子

天の句:[28]飛花残花あの丸帽よ角帽よ 遥かなる青春讃歌か。はたまた戦陣に散った学徒への惜別か。季語を重ね、帽子を重ね。心に残る句です。

地の句:[13]水源の山に出会ヘる残花かな 新緑の奥多摩で、同じ体験をしてきました。

人の句:[8]灰燼に連なり祈るパリの春 衝撃のパリ市民たち。


明子

天の句:[10]キーン氏の不在しみじみ残花揺る 桜がふさわしい方かと思います。

地の句:[8]灰燼に連なり祈るパリの春 本来の復活祭の意とは異なるのでしょうが- - -

人の句:[20]残る花沈みそこねた月の色 不思議な味わいの句ですね。


丹仙

天の句:[7]炎上の果ての聖堂風光る いかに壮麗偉大な文化遺産であっても、形あるものは崩壊と炎上を免れませんでしたが、春の風は新たなる創造の息吹。廃墟のなかの希望の光。

地の句:[25]春の色卵に絵筆走らせて 情景が鮮やかに眼前に浮かびます。気負わぬ自然な詠みぶりが印象的。

人の句:[17]告げること告げて残花の道に入る 「残花の道」という表現に惹かれました。

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